2022年10月28日(金)
今日、お昼すぎに区役所へ行った時のこと、
以前にほんごひろばに来てくれたH君が役所の前に座っていた。
あ、Hくん、どしたん?と聞くと、
「あのぉ、ここで書類がほしいですが かみに書く(こと)がわかりません」
「そして、(役所のひとは)2週間かかるといいました。」
「わたしは2週間は おそいです。はやくしたいです。」
と、言っていました。
もう一度役所の中にはいって、
私も一緒に職員にきいてあげたかったのですが、
こちらもあまり時間なく、H君も仕事の昼休憩で来ているので、
これ以上はちょっと難しいということで一旦断念しました。
(後日に会社の方と行ったそうです)
そもそも、
役所などでの「行政手続き」と言うのは外国から来た方は結構躊躇するようです。
確かに窓口看板に多言語でかかれていますが、この👇画像のように、
多言語とはいえ、だいたい3~5言語の表記が多いです。
たしかに、これ以上の言語を増やすとスペースがなく文字を小さくせねばならないので、返って読みづらくなります。
出入国管理庁と文化庁が制作した「 在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン 」 によると
2019年までの30年で在留外国人は3倍増えています。
増えたのは人数だけでなく、使用言語の種類も増えています。
いまはたくさんの国籍や国にルーツのある方が生活しています。
同資料の別ページには在留年数によっては日本語表記でもわかるというデータも出ています。
以前ここでも記しましたが、やさしい日本語を使用したり、
文字だけでなく絵やピクトグラムなど補助記載もあるとわかりやすいでしょうね。
10か国で9言語・・・
外国からきた日本生活者は特に、
外国人=英語 ではないのでしょうね。
そしてやはり、H君も言っていましたが、
窓口での対応も外国人とのコミュニケーション・対話力が必要になってくるでしょう。
外国語が出来るというよりは、日本語での対応の改善も必要かもしれません。
行政手続きは生活するうえで必須であり、
制度も複雑なことなどあるため、
これから外国人への周知方法の改善がさらに進みますよう。
にほんごひろばは、そんな地域課題にも取り組みます。